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打ち手はこれだ!3つのアプローチとその先へ

真の安全設計

機械災害を掘り下げていくと、「はさまれ・巻き込まれ」が3分の1を占めます。機械による安全管理を行い、事故が起きてからリスク対策を行うのではなく、設計段階から先手先手で、リスクを低減しなければなりません。つまり、再発防止よりも未然防止を行うことが重要です。また、手法としては、大きなリスクの危険源から対策を行っていきます。リスク低減策には、優先順位があります。その具体的なアプローチ方法が次の3ステップによるアプローチになります。

(1)根本原因に手を打つ真の安全設計でリスク低減(危険源がないように設計)
(2)安全防護対策(安全装置やガード等)によるリスク低減
(3)機械の使用上の情報提供によるリスク低減(情報共有によるリスクの徹底)

特に安全設計については、リスクをゼロにはできないとの認識をもって、設計後も継続してPDCA管理を行い、実態の可視化とそこに対する打ち手を追求していくことが大切です。

その先の製造業

現状の労働災害の原因とその対策について確認してきましたが、一方で、製造業の大変革が進んでいる現実があります。それが、ドイツが掲げる「インダストリー4.0」構想です。IoT(モノのインターネット)の進展とともに、現実味を帯びてきています。いうなれば「第4次産業革命」です。

第一次産業革命は、蒸気機関などによる工場の機械化(18世紀後半頃)。
第二次産業革命は、電力活用による大量生産(19世紀後半)。
第三次産業革命はオートメーション化(20世紀後半)。
そして「インダストリー4.0」では、「スマート・ファクトリー」の実現を目標としています。

具体的には、生産ラインの工程をいくつかに分解します。そして、各工程のロボットが、クラウド上の情報にリアルタイムにアクセスし、その情報をもとに生産する方式を目指すものです。
これにともない安全の考え方や発想も大きく変わる可能性もあるかもしれませんね。


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